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2026-07-19 19:05:57
実家の相続、何から始めればいい?最初の一歩ガイド
「実家の相続について、何から手をつければいいのか分からない」
そうおっしゃる方に、これまで数多くお会いしてきました。 親御さんが亡くなられた直後の方もいれば、まだ元気なうちに将来を見据えて考え始めている方もいます。 共通しているのは、「相続」という言葉の重さに対して、何から始めればいいのかという具体的な道筋が見えていない、ということです。 今日は、実家の相続について、最初の一歩として押さえておきたいポイントを整理してみたいと思います。 ①実家の相続で最初に確認すべき3つのこと 相続が発生したとき、あるいはこれから起こりうると分かったとき、最初に確認しておきたいことが3つあります。 1つ目は、誰が相続人になるのかです。 配偶者や子どもだけでなく、状況によっては兄弟姉妹や甥・姪が相続人になることもあります。 まずは相続人が誰なのかをはっきりさせることが、その後すべての手続きの土台になります。 2つ目は、実家がどういう名義になっているかです。 すでに親御さんの単独名義であればシンプルですが、祖父母の代からの名義がそのまま残っているケースも珍しくありません。この場合、想像より手続きが複雑になることがあります。 3つ目は、実家に対して家族それぞれがどう考えているかです。 住み続けたいのか、売却したいのか、まだ決めきれないのか。ここを最初にすり合わせておくかどうかで、後々の進み方が大きく変わってきます。 ②相続手続きの全体スケジュール 相続には、法律で期限が決められている手続きがいくつかあります。 ・相続の開始を知ってから 3ヶ月以内:相続放棄・限定承認を検討する期限 ・相続の開始を知った翌日から 10ヶ月以内:相続税の申告・納税の期限(該当する場合) ・不動産を相続で取得したことを知った日から 3年以内:相続登記の申請義務 「まだ先の話」と思っていても、実はスケジュールはあっという間に進んでいきます。 特に不動産が絡む場合は、名義変更や評価額の確認など、想像より時間がかかる工程が多いため、早めに全体像を把握しておくことが安心につながります。 ③『不動産』が絡む相続で特に注意したい点 現金や預貯金と違って、不動産は「分けにくい財産」です。 ここが、相続の中でも特に慎重に進めたいポイントになります。 たとえば、実家を兄弟姉妹で共有名義にするという選択肢もありますが、将来的に「売りたい人」と「住み続けたい人」で意見が分かれると、共有名義がかえって身動きを取りにくくする原因になることもあります。 また、不動産は現金のようにきっちり金額で分けられないため、「誰が実家を継ぐか」「他の相続人にどう配慮するか」といった調整が必要になる場面も出てきます。 こうした点は、感情的な話にもなりやすいからこそ、早い段階で客観的な情報を持って話し合うことが大切です。 ④専門家に相談すべきタイミング 「まだ専門家に相談するほどの段階ではない」と思っている方は多いのですが、実は情報整理の段階から相談できるということは、あまり知られていません。 相続税がかかるかどうかの判断、不動産の評価、名義変更の流れなど、専門分野は税理士・司法書士・不動産の専門家とそれぞれ異なります。 とはいえ、最初から「誰に何を聞けばいいか」を判断するのも簡単ではありません。 だからこそ、まずは実家の状況や家族の考えを整理するところから始めてみることをおすすめします。 整理ができていれば、専門家に相談する際もスムーズに話が進みます。 相続は、誰もが避けて通れないテーマでありながら、正しい情報に触れる機会は意外と少ないものです。 だからこそ、「知っておく」ことが、いざというときの安心につながると感じています。
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