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2026-07-19 19:14:56
「実家じまい」のベストタイミングはいつ?後悔しないための考え方
「実家じまい」という言葉を、最近よく耳にするようになりました。
親御さんが高齢者施設に入られたり、他界されたりしたあと、誰も住まなくなった実家をどうするか。 多くの方がいつかは向き合うことになるテーマですが、「いつ動き出せばいいのか」という点で悩まれる方は少なくありません。 今日は、実家じまいのタイミングについて、考え方を整理してみたいと思います。 ①実家じまいを考え始めるきっかけ 実家じまいを意識し始めるきっかけは、人それぞれです。 ・親が高齢者施設や子ども家族の家に移り住み、実家が空き家になった ・相続が発生し、実家を含めた財産の整理が必要になった ・固定資産税や管理の負担が、想像以上に重く感じるようになった ・実家に帰る機会が減り、劣化が気になり始めた こうしたきっかけの多くは、「突然」というより「じわじわと」訪れます。 だからこそ、明確な合図がないまま、ずるずると先延ばしにしてしまいやすいテーマでもあります。 ②早すぎても遅すぎても起きる問題 実家じまいには、「早すぎる」ことで起きる問題と、「遅すぎる」ことで起きる問題、その両方があります。 早すぎる場合 親がまだご存命で、実家に対する思い入れが強いうちに話を進めようとすると、ご本人やご家族の気持ちが追いつかず、話し合い自体がこじれてしまうことがあります。 実家じまいは、単なる不動産の手続きではなく、気持ちの整理も必要なテーマだからです。 遅すぎる場合 一方で、先延ばしにしすぎると、建物の劣化が進んで資産価値が下がったり、固定資産税の負担が続いたり、相続人が増えて話し合いが複雑になったりと、選択肢がどんどん狭まっていきます。 「いつかやろう」と思っているうちに、気づけば動きにくい状態になっていた、というのはよくあるパターンです。 ③タイミングを判断する3つの視点 では、どう判断すればいいのか。次の3つの視点で考えてみることをおすすめしています。 1. 家族の気持ちの整理はできているか 実家に対する思い入れが強い方がいる場合、その気持ちに配慮しながら進める必要があります。 全員の気持ちが同じタイミングで整理できるとは限りませんが、「無視せず配慮する」ことが大切です。 2. 建物・不動産としての状態はどうか 空き家の期間が長くなるほど、修繕が必要な箇所は増えていきます。 「まだ大丈夫」と思っている今の状態を、一度客観的に確認しておくことは、判断材料として有効です。 3. 経済的な負担は無理のない範囲か 固定資産税や管理費用、将来かかりうる修繕費など、維持することのコストを把握した上で、いつまで維持するのが現実的かを考えてみることも大切です。 ④まず何から手をつけるべきか 実家じまいというと、「売却する」「解体する」といった大きな決断をいきなり求められるようなイメージを持たれがちですが、最初の一歩はもっと小さなところにあります。 まずは、今の実家がどういう状態にあるのかを知ること。 そして、家族それぞれがどう考えているのかを聞いてみること。この2つから始めれば十分です。 決断を急ぐ必要はありません。ただ、「知らないままにしておく」ことと「知った上で先延ばしにする」ことは、まったく別のことです。 後者であれば、いざというときに落ち着いて動くことができます。 実家じまいは、思い出の詰まった場所と向き合う、簡単ではないテーマです。 だからこそ、タイミングを逃さず、かつ気持ちにも配慮しながら進めていくことが、後悔のない選択につながると感じています。
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