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2026-07-25 19:20:31
相続した不動産の名義変更、自分でできる?専門家に頼むべきケースとは
相続した実家の名義変更、いわゆる「相続登記」について、「自分でできるものなのか、それとも専門家に頼むべきなのか」と迷われる方は多くいらっしゃいます。

結論からお伝えすると、自分でできるケースもあれば、専門家に頼んだ方がいいケースもあるというのが正直なところです。
今日は、その見極め方について整理してみたいと思います。

①名義変更(相続登記)の基本的な流れ
相続登記の大まかな流れは、次のようになります。

1.相続人を確定させる(戸籍謄本などを収集する)

2.相続財産を把握する(不動産の登記簿謄本などを確認する)

3.遺産分割協議を行う(遺言書がない場合)

4.遺産分割協議書を作成し、相続人全員の署名・実印での押印・印鑑証明書を揃える

5.法務局に必要書類を提出し、登記申請を行う

文字にすると数ステップですが、実際には戸籍謄本の収集だけでも、亡くなった方の出生から死亡までの連続した戸籍を集める必要があり、本籍地が転々としている場合は複数の役所とのやり取りが必要になることもあります。

②自分でできるケース・難しいケース
比較的自分でも進めやすいケース

・相続人が少人数(配偶者と子ども1〜2人など)で、全員の意見が一致している

・亡くなった方の本籍地が変わっておらず、戸籍の収集がシンプル

・相続する不動産が1つで、権利関係が複雑でない

・平日に法務局や役所とやり取りする時間の余裕がある

専門家に頼んだ方がスムーズなケース

・相続人が多い、または疎遠な親族が含まれる

・本籍地の変更が多く、戸籍の収集に手間がかかりそう

・不動産が複数ある、または共有名義など権利関係が複雑

・相続人の中に、遺産分割協議に協力してもらいにくい方がいる

・仕事などで平日の役所対応が難しい

法律的には「自分でできない」ということはありません。
ただ、実際の手間や時間、書類の正確さという観点で見ると、状況によって難易度は大きく変わってきます。

③専門家に依頼した場合の費用感
相続登記を専門家(司法書士)に依頼する場合の費用は、不動産の数や評価額、相続人の人数などによって変わりますが、一般的には報酬として数万円〜十数万円程度、加えて登録免許税(不動産の評価額の0.4%が原則)などの実費がかかるケースが多いです。

「自分でやれば費用は抑えられるが手間がかかる」「専門家に頼めば費用はかかるが手間と時間が省ける」というトレードオフになるため、ご自身の状況——時間の余裕があるか、書類収集に自信があるかなど——に応じて判断するのがよいと思います。

④判断に迷ったときの相談先
「自分でやるべきか、専門家に頼むべきか」を判断する材料として、まずは自分のケースがどのくらいの複雑さなのかを把握することが第一歩になります。

・相続人は何人いるか

・対象となる不動産はいくつあるか、名義はどうなっているか

・相続人全員の意見はまとまっているか

こうした情報を整理した上で、司法書士に見積もりを相談してみるのも一つの方法です。
多くの場合、正式に依頼する前に、状況を伝えて概算の費用感を確認することができます。

なお、私自身は司法書士ではないため名義変更の手続き自体を代行することはできませんが、不動産の売買や買取のご相談を通じて、司法書士など専門家との連携が必要な場面のご案内をすることもあります。
「まず誰に相談すればいいか分からない」という段階でも、お気軽にご相談いただければと思います。

名義変更は地味な手続きに見えますが、将来その不動産を売却したり、次の世代に引き継いだりする際の土台になる、大切な手続きです。
「自分でやるか、頼むか」を判断するためにも、まずはご自身のケースの複雑さを把握することから始めてみてください。