ファイン! ブログ

<< 2021年9月 >>
1
2
3
4
5
6
7
8
9
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
22
23
24
25
26
27
28
29
30

記事カテゴリー

前の記事 2021-09-10の記事  次の記事

1/1ページ 

2021-09-10 13:51:17

こんにちは。

ファインエステート です。

 

マイホーム購入には多くの人が「住宅ローン」を組み、

購入することとなります。

 

ひと昔前よりも断然低くなった住宅ローン金利ですが、

一体どういう仕組みになっていて、金利設定はどうやって決まるのでしょうか。

 

インターネットで金利を調べると、人気の金融機関一覧が載っていて

「驚くような低い金利」となっています。

 

果たして、自分がこの金利で借りることができるのか?

気になるけど聞ける人がいない、審査しないといけないのか?

 

今回は、このような疑問がスッキリできる記事として

ご覧いただければと思います。

 

 

 

そもそも金利の仕組みとは?

まずは金利の原点を知るところから

確認していきましょう。

(その方がスッキリすると思います)

 

そもそも住宅ローン金利の構造には「短期プライムレート」が関係しています。

ん?短期・・・

 

「短期プライムレート」は日常では聞き慣れない言葉ですよね。

これは、金融機関が優良企業と定める企業に短期融資する金利の事を言います。

 

また、この短期プライムレートをコントロールしているのが

日銀(日本銀行)なのです。

 

 

 

つまり、

日本銀行 → 経済事情を見て銀行に「このくらいの金利にしなはれ!」

銀行   →「はい!日銀様!かしこまりましたー」

 

怒られるかも知れませんが、少しわかりやすくしました(°▽°)

 

 

また、この短期プライムレートに「1%」を足した金利を・・・

住宅ローンの「基準金利」としています。

 

 

基準金利?・・・

 

基準とは何か?

「店頭金利」とも言いますが、これは例えると

メーカー希望小売価格」のようなイメージです。

 

そう、定価の金利の事を言います。

 

令和3年現在、基準金利は「2.475%」となっていて、

実はこれ、2009年(平成21年)から変わっていないのです!

 

ずっと景気も変わらず停滞しているので、

変わっていないというところでしょうか。

 

 

 


 

出典:住宅金融支援機構「民間金融機関の住宅ローンの金利推移(変動金利等)

 

基本的に“バブル崩壊後”はあまり変わっていないですね!

 

 

では、いよいよここからが本題です。

 

この短期プライムレートから「1%」の金利をプラスして「2.475%」の基準金利。

実際に皆さんが金融機関で目になる金利はもっと低いですよね。

 

これは、金融機関が各々で基準金利から「金利優遇」という、

金利の値引きサービスを行って貸し出しをしているからなのです。

 

しかも、その金利優遇というのが凄いです。

金融機関と審査結果によりますが、

定価2.475% → 貸し出し金利「0.475%」という場合もあります。

定価から「−2%引き」ということです。

数字で値引きのパーセントを聞いてもピンとこない人も多いはず。

これならどうでしょう。

 

一般的な商品で考えれば「8割引」ということになります!!

 

凄すぎますよね・・・

 

また、少し分解すると、

銀行が優良企業に1.475%で貸し出しして、一般のお客様には0.4%台という

とっても嬉しい限りの金利設定です。

 

 

では、このとっても安い金利。

 

「どうやったらこの金利になるの?」

 

これには2つ要因があります。

 

 

 

 

1.   金融機関ごとに下限が違う

 

住宅ローンも一つの金融商品ですので、銀行によって商品設計が変わります。

また、色々な金融商品の中から住宅ローンに力を入れているかにもよって違います。

時に最近ではネット銀行が圧倒的な低い金利でシャア拡大を目指しているようです。

 

2.   審査によって変わる

 

多くの金融機関では、審査によって貸し出し金利が変わります。

それは過去の貸し出しデータによりお客様の経済的安定性を評価します。

その評価の多くは「勤務先」の内容が関係してきて、やはり公務員の方は

優遇サービスが受けられやすいという結果になるようです。

しかし、それだけではなく自己資金率や年収と借入のバランス、勤続年数、

年齢、扶養家族数、他の借入なども評価対象となってきます。

 

 

結論として、審査しなければ実際に金利は決まってきません。

 

今すぐには住宅購入はしなくとも、事前審査(仮審査)を行うことで「借りられる金利」を

知ることができ、今後の資金計画の基準ができてきます。


1/1ページ