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2022-08-08 16:48:36
よくわからないマンションの修繕費とは?
こんにちは。
今回はマンション購入を検討している人のために、 毎月支払い義務が生じる「修繕積立金」について解説していきます。
1.「修繕積立金とは?」
マンションは戸建と違い、集合住宅ゆえの建物共有部が多く存在します。 エントランス、階段、エレベーター、廊下、バルコニーや、上下水道配管・ガス配管の本管など、 購入する室内以外のほとんどの部分は共有部として構成されています。
修繕積立金はこの共有部についての維持・メンテナンスを行うための費用を想定して計画的に 積み立てていくマンション維持の貯蓄といったイメージです。 10 年〜15年に一度行う大規模修繕への積立金としての位置づけでもあります。
2.「金額はどうやって決まるの?」
今回、この記事をご覧いただいた方はマンション探しをしたことがあると思いますが、 修繕積立金の違いに疑問を持ったことはないでしょうか。
この積立金の価格設定については、その価格設定の基礎となるマンション全体の規模や 共有施設の内容によって違いが現れます。
一番身近にあるのが機械式駐車場です。 この機械式駐車場の規模によっては当然維持する費用も違ってきます。
また、大型マンションの場合、マンションの所有者が利用できる施設としてシアタールームや 子供のキッズルーム、中には温浴施設まで備えているところもあります。 世間で言う「タワマン」などはこのような贅沢施設が多いので、その分、積立金も高く支払う 必要が出てきます。
3.「修繕積立金の相場は?」
全章でマンションの内容によって価格が変動することをお伝えしましたが、 ある程度の相場というものは存在します。
2008年に国土交通省が発表したガイドラインによると、 専有部分(室内)1㎡あたり平均150円前後という設定になっています。
例えば、70㎡の居室だと「70㎡×150円=10,500円となります。
しかし、実際にはこの平均価格とはならず、築年数やマンション施設によって増減しますので、実勢価格としては「200円/㎡」という価格を想定しておくと良いでしょう。
4.「値上がりはするの?」
2008年以前に新築されたマンションの場合、ガイドラインが発表される以前なので、 新築時に売りやすくするために修繕積立金を低くしているケースがあり、後々に金額が 上昇していくことがあるので注意が必要です。
また、綿密な計画があったとしても昨今の物価上昇などにより、修繕費用の増加が予測されるので、 値上がりも否めない場合があります。
また、建設されたマンションによってはバリアフリー対応が少なく、居住者の高齢化によって、 バリアフリー化への費用が要する場合や、災害対策への備えとして資金を要する場合があります。
マンション新築時とは「時代」も「人」も変わっていくので、 その中で積立金が増加するということは自然なことなのかもしれません。
〜まとめ〜 マンション探しで大切なのは、その「マンションを知る」ということです。 一見、見栄えが良かったり、ランニングコストが低くても、将来的なことを考えて慎重に 検討することが大切な買い方だと思います。
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