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2023-06-30 11:06:09

失敗しない住宅選びの極意とは!?

 

昔から家を建てる時は「3度、建てないと理想の家にならない」

という話を聞いたことがありますでしょうか。

 

この言葉、

家を建てても納得した間取りになるのが

難しいという意味で理解されている方が多いようです。

 

しかし、

実際のところライフスタイルの変化によって

必要とする家の間取りが違うことをご存知でしょうか。

 

今回は一般的なケースとして

必要となる住宅の在り方を解説していきます。

 

 

今回の投稿をご覧いただくと、、、

 

・理想と現実の穴埋めができる

・柔軟なマイホーム探しができる

・失敗しない住宅選びができる

 

以上の理由から、

是非ご一読いただけると幸いです。

 

 

 

家は点ではなく線で考える

住宅購入する多くの人は下記のデータのとおり30代がメインとなります。

 


 

Photo by https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001477550.pdf
出典 : 国土交通省 住宅局「令和3年度 住宅市場動向調査」(令和43)

 

 

人生で30代といえば

就職して仕事も身につきプライベートでは結婚、

出産、育児という子育て真っ盛りの世代です。

 

人生のビッグイベントを経験する世代ですね。

そしてマイホーム購入は3大ビッグイベントの一つ。

 

何歳で購入するかは個人差がありますが、

多くの方は30代の前半でお子様が幼少期に購入します。

 

ここで多くの方は「現在の家庭〜子育て完了」までを軸に

家探しの計画をしますが、実はもっと長期的に考える必要があります。

 

 

なぜなら・・・

【ステップ1】
結婚後の夫婦であれば、2人だけの生活ですから簡素な住まいが基準となるが、
将来的なことも考え3L D K以上を目指す。

【ステップ2】
子どもが生まれると、子ども中心の生活スタイルへと変わる。
広めの土地があれば、余っている土地で家の増築が可能。
子どもが大きくなれば、部屋数が必要となってくる。

【ステップ3】
子どもが家から巣立つと、また、夫婦2人だけの生活に戻ってしまう。
年をとるごとに大きな家は掃除や管理が大変になってくる。
そう感じてきたら、また小さな住まいに住み替えることもある。

【ステップ4】

いずれ夫婦2人から1人へとなり、子供たちと同居か、

施設への入居という流れになってくる。

 

 

現代社会において、一般的な人の一生を考えた場合、

このような流れになることが想定できます。

 

しかし、分かっていても一生涯そこの住居に暮らし続けるイメージで

住宅を購入するので、後々の住み替えに苦労する人がいるのも事実です。

 

 

 

こんなはずじゃなかった・・・

 

日頃、不動産売買に関わっていると60代後半〜70代の

お客様から「買った当時はこんなに高かったのに」という声を聞きます。

 

その一方で、それなりの価格で売却ができて満足される方もいます。

 

その違いは一体どのようなところにあるのでしょうか。

 

 

その違いとは

売れる不動産を取得しているからです。

 

この当たり前とも言える内容ですが

意外とこの当たり前を理解せずに住宅購入する方が多いのです。

 

仮に戸建を購入する場合「建物」に意識が向きがちですが、

本当は土地の価値を第一に考えなくてはいけません。

 

 

「建物が格好いい」「間取りが使いやすい」というポイントも

大事なことですが建物はいずれ朽ちて価値がなくなります。

 

現代の住宅は耐久度が高いと言っても

日本人は新しい物好きで新築供給が多い日本では築古の家は

好まれませんし、住宅ローンを貸し出す金融機関も融資が難しくなります。

 

このことから建物に多大な費用をかけても

売却価格に反映できる見込みが少ないのです。

 

 

失敗しない不動産購入とは!?

では、暮らしの変化による将来的な住み替え時に失敗してしまう例とは?

 

1. 間口2mの路地状敷地

昨今の分譲地では少なくなりましたが、昭和〜平成初期の分譲地では

道路と敷地が接する間口が2mという物件が多く存在します。

 

当時は車の普及率も現代ほど多くなかった背景もあり、

駐車できることを前提としない物件作りが主流でした。

 

しかし、現代では一人一台で車両も大型化しています。

地域にもよりますが駐車しづらい物件は将来売りづらいにも直結します。

 

2. 2m以上の高低差がある土地

平坦な地域では関係のないことですが、山坂がある地域では

道路、もしくは隣地との高低差がある物件が珍しくありません。

 

このような高低差がある物件は敷地に「擁壁」という土台を

築造してその上に家を建てます。

 

この擁壁が厄介で、2mを超える高さの擁壁を築造する時には

行政の許認可が必要となり、多額の必要がかかってしまいます。

 

家を購入する当時は問題ありませんが、

何十年先となると再び擁壁を作り替えることにあることもあり、

規模にもよりますが数百万円という費用がかかります。

 

この費用が売却価格にも反映してしますので、

結果、土地値は擁壁の工事代金を差し引いた金額になってしまいます。

 

 

3. 過疎化が進みそうな住宅地

昨今では少子化に伴い少なくなりましたが、

バブル期には多く開発された「ニュータウン」

 

人工増加と景気向上で新興住宅地が沢山開発されてきましたが、

当時の購入世帯では子供たちが巣立ち、高齢化が進み、

街がゴーストタウン化している場所もあります。

 

残念ながら、このような場所は現役世帯減少により

バス便も減り、店舗も減ってしまい街の価値が低くなります。

 

町の復興があればいいのですが、

見込みが薄い場所は将来的な価値の減少も考えられます。

 

 

 

〜まとめ〜

上記の例は地域性もあり絶対的ではありませんが、

首都圏で住宅購入を予定しているのなら的外れはことではありません。

 

一生に一度の買い物という意識もあるかと思いますが、

人生何があるか分かりませんので、住み替えしやすい不動産を

見つけていただくことをお勧めします。


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