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2021-11-08 17:08:00

戸建て購入の前に知っておきたい!維持費とは?

 

 

一戸建てのマイホーム探しをするとき、

まずは毎月支払う住宅ローンのことを考える人が多いのではないでしょうか?

 

「月々10万円くらいなら毎月の家賃と同等くらいだから無理なく買える」

いかがですか?

このように考えてマイホーム購入の計画を立てていませんか?

 

多くの購入者さまは毎月支払い「住宅ローン」を中心に考えていますが、

実際には買ってからも少なからずお金はかかってきます。

 

定番となるのが「固定資産税」ですが、

今回はリフォーム面についてご紹介していきたいと思います。

 

 

 

戸建てで必要になるリフォームとは?

 

戸建てはマンションとは違い、管理・維持は全て自己責任。

ゆえに、築20年ほど経過すると家ごとに状態の違いが出てきます。

 

では、戸建ての修繕、メンテナンスについて、

どのような内容があるのでしょうか。

 

  外壁屋根塗装・防水

戸建てのメンテナンス代表格といえば「外壁屋根塗装」です。

その名の通り、外壁、屋根の防水性能を維持するためにコーティングをする要領で

塗装工事を行います。

多くの戸建ての外壁には主に「サイディングボード」「塗り壁」が仕様されています。

この2つの素材は月日と共に劣化して防水性能が低下しますので、塗装のメンテナンスが必要となります。外壁がタイルやガルバニウム鋼板などは塗装処理を行う素材ではないため、高圧洗浄で汚れを落とすことで完結します。

また、外壁塗装と併せて「バルコニーの防水処理」も行います。

最近の住宅ではF R Pという防水素材を使用していることが多く、塗装と同じ要領で施工ができてしまいます。

 

  シロアリ防蟻処理

新築住宅であればシロアリ対策に「防蟻処理」が義務とされています。

建築基準法ではこのように記載されています ↓

「柱、筋かい及び土台のうち、地面から1m以内の部分には、有効な防腐措置を講ずるとともに、必要に応じて、シロアリその他の虫による害を防ぐための措置を講じなければならない。」

この防蟻処理ですが、施工から5年の保証がされています。

つまり5年ごとに再び処理を継続するイメージになります。(義務ではありません)

継続的に費用がかかるメンテナンス項目のひとつです。

 

  給湯器交換

給湯器にも寿命があります。

メーカーが設定している標準使用期間は「10年間」とされています。

現実的には10年〜15年の間に何かしらの故障が起こる可能性があり、修理、または

交換をすることになります。

修理の場合、故障内容によっては部品の製造がされていない理由から、交換をすることになるケースもあります。

 

  浴室乾燥機の交換

浴室乾燥機については義務的な要素はありませんが、長年の使用に伴う「異音」が気になることが多いかもしれません。当初は時に気にならなかった乾燥機のプロペラ音。

使用年月と共に「うるさい」と感じるようになるかもしれません。

また、日常的に乾燥機能を使っている家庭では生活に支障が出るかもしれません。

 

  水回り設備の交換

新築住宅で当初から設置してある、キッチン、ユニットバス、洗面台、トイレなどの

「住宅設備機器」。

この設備に関しては、家庭によって使用頻度や使い方が違うので、メーカーから1年間の短期保証となっております。

多くの場合は10年〜15年の間に多少の故障が生じることがあり、代表的な故障部分はパイプ接続部の「パッキン」などの原因が多く、水漏れとなることがあります。

キッチン下、洗面台下の微妙な水漏れは腐敗の原因になるので非常に危険です。

 

どのくらいの頻度と費用がかかるの?

 

住宅のメンテナンス・修繕について、一番知りたいのが頻度と費用ですよね。

もちろん、使い方や場所、元々の製品によっても違いがありますが、

現在の住宅事情からの憶測をしてみたいと思います。

 

 

【35年間居住として想定】

 

・外壁・屋根・防水塗装 1回 100万円〜130万円(2回実施)

・シロアリ防蟻処理   1回  5万円〜10万円 (6回実施)

・給湯器交換      1回  20万円〜25万円 (2回交換)

・浴室乾燥機交換    1回  15万円〜20万円 (1回交換)

・ユニットバス交換   1回 100万円〜(1回交換)

・キッチン交換     1回 100万円〜(1回交換)

・洗面台交換      1回  15万円〜(1回交換)

・トイレ交換      1回  15万円〜(1回交換)

 

上記推定費用は、あくまで一般的な修繕や交換の目安となりますが、

高い金額で合計すると620万円」となります。

 

つまり、概算にはなりますが35年間で620万円ほどの修繕・メンテナンス費用として計算する必要があると予測できます。

 

 

では、月々に換算すると?

 

620万円 ÷ 420回 = 月々14,761

 

なんと、月々に換算すると、14,761となります。

 

実際の家探しでは月々のローン支払い以外でも、

このようなランニングコストがかかってきます。

 

 

 

〜まとめ〜

 

マイホーム探しは月々のローン支払いにばかりに目にいきがちですが、

買ったその先のことも具体的にシミュレーションしたいものです。

 

快適に過ごせるマイホーム計画をしていきましょう。


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